●2020年3月から休館して
通常月2企画を休止してちょう1年が立ちました。この間、家じゅうの本を倉庫の戸棚に整理したり、パートナーは二階の布部屋を完全に整理し終わり空き部屋を生み、いつでも使える二つの部屋がまるで20年前の新築時のようになりました。
さて、コロナ禍は私たちといままで一緒に活動してきた方々との交流の場を奪いました。
「歌声いろり㏌松山」は休止。この間2回挑戦しましたが、歌をみんなで歌うことは一番まずいということになり休止しました。この間、何人かの人から「もういいでしょう」と言われましたが運営委員のみなさんのOKが出ません。同様、講演会、音楽会、楽器の練習会みんなお休みです。
「地域の茶の間ーおちゃのまポラン」ももちろんお休みしてきました。
●2021年4月企画 「暮らしを彩る春の手仕事展」4.13(火)~4.24(土)
20人の作家のみなさんが手作り洋服、タペストリー、暖簾、カバン、籐細工、ちりめん細工人形、木工等ギャラリーには所狭しと作品がひしめき合いました。三密を避け、消毒をよくし大勢の方々をお迎えしました。心配もありました。マスクをしていても数か月ぶりで会う知人と急接近したり大声だったりで、ハラハラのし通しでした。180人以上の方々がおいでになりました。
渡辺典子さん(聖篭町)作品
季所蔵作品展示(28点)
●2021年5月企画 「じゅんなことば・やすこの人形~安達醇・康子二人展
5.18(火)~5.23(日)
安達醇さんは当館で4回目の個展となる作家です。今回も人形の奥様との二人展。人間が使い終わった建築物―腰板、鍋蓋、お盆、塵取りなどに自身の言葉を書いたり掘ったりして額にして展示したものです。5月19日はお二人を囲む会を開きました。微生物の研究に至る話、酒造会社で酒、みりんの製造の傍ら今の活動に至る話はドラマに満ちていました。
DMはがきに載せた「あれこれあって いま ここ」も展示されました。コロナで何らかの形で心痛めている方へのエール「だいじょうぶ」は二日目に求めてくださった方がいました。
企画の思いを語る 安達醇さん、康子さん 5.19(参加者15名)
●2021年6月の企画 追悼「中村哲(医師)写真展・DVD上映と講演の集い
6.15(火)~6.20(日)
中村哲(1946年生まれ)医師は1984年からパキスタンで難民のハンセン病治療をはじめました。その後、アフガニスタン国内の山岳医療過疎地でハンセン病や結核などの診療へ。病気から住民を救うには、まず井戸を掘ること、そして飢えから解放することに行き着き農村復興のための大掛かりな灌漑事業に携わります。2019年12月4日、何者かに銃撃され亡くなりました。享年73歳。井戸を掘り河をつくり大地に水を灌ぐことは平和の礎、と実践された巨人中村哲さん追悼の写真展です。
◆DVD上映と講演の集い 6.19(土)13:30~15:30
場所 小さな美術館季の母屋 参加者29名 入場・参加無料
講演(14:00~) 中村哲の偉業と平和について
講師
鶴巻大陸さん
工藤和雄(新潟市、弁護士)
参加者30~80歳代 29名
質問・意見もたくさん出ました!
会場では40枚の写真展示 書籍・DVDなど販売
◆中村哲関連の書籍とDVDが入りました!
著書等書籍
中村さん亡くなられてからのDVD「荒野に希望の灯をともす」1時間28分
など2編のDVDを求めましたのでご覧になりたい方はどうぞ。 中村哲、アフ
ガン最期の言葉「希望の一滴」西日本新聞社は完売しました。
●2021年7月の企画 「涼風にふかれて 野沢拓自ガラス作品展」 7.3(土)~7.10(土)
月曜休館
野沢さんは30歳代前半の若きガラス作家。薩摩切り子の修業を経ていま弥彦にガラス窯を開窯し手作りガラス作品をつくっています。
面白いのは風鈴で今、若い人に人気です。新潟市の神社で毎年やっている風鈴祭りでは今では定番になっていて多くのお客様を動員しているそうです。
当館でも風鈴をいっぱい用意します。さて、「これ面白い風鈴だね・・・」実物写真データが届き次第、ここにも登場します。
takuglass 好評のくらげ風鈴
ようやく皆様にお届けできるDMはがきです。ご希望の方に送付いたします。
連絡先 高橋 080 8484 5062
2021年9月の企画
亀田縞作品展 9月21日(火)~9月26日(日)
10時~17時(最終日 ~15時)
9月21日オープンしました。亀田縞の作品は女性の服、男性のシャツをはじめ多数が展示されています。初日は多くのフアンがおいでになり親しんでくれました。午後には亀田縞応援隊の青山さんが綿の実を持参してくれました。昔は作業着に使われた亀田縞は今は、特に女性のおしゃれ服やグッズに変わりました。9月26日(日)の15時まで開催しています。
2021年10月企画
新田恭子(水彩。絵手紙)・拝田香代(山野草・盆栽)二人展
~日常の中のステキな愉しみ
若くして亡くなられた夫君、新田堅造さんから絵の影響を受けた恭子さんは長く水彩をやり近況を絵手紙で送ってくれやていました。この度、恭子さんの足跡をこれまで残してきた水彩画、絵手紙を展示します。過去から現在をつなぐ絵、そして、ぜひ沢山のお孫さんを含めた若い方々にも観てほしい作品です。
拝田ワールドは、植物が好きな方でもあまり植物に関心を示されない方にも観てほしいものです。草盆栽の世界では、知られた方です。一鉢にあなたの故郷を発見してください。
●期日 10月19日(火)~10月24日(日) 会期中無休
10時~17時(最終日 ~15時)
2021年11月の企画
村秀鬼瓦工房 村山茂作品展
鬼瓦師 村山茂さんはお寺や神社等の鬼瓦をつくる家に生まれました。しかし、瓦自体需要が減り地場産業として大変な時代になりました。村山さんは新感覚で鬼の置物をつくり地場の応援をしてきました。当館で今回は5回目の置物の展示会になります。
◆展示 大小の鬼や猫の置物多数
以前に当館で「瓦の上を歩く猫たち」を展示しましたが、さてその猫は成長して
どうなったか楽しみです。
●期日 11月18日(木)~ 11月25日(木)月曜日休館
開館時間 10時~17時(最終日 ~15時)
●会場 小さな美術館季 ギャラリー・母屋
2021年11月の企画
二人展 横山まゆみ(工芸)・斎藤明子(彫刻・絵画) ~夢の森の散策~
今回は,木の葉を素材にした平面と猫をテーマにした彫刻が並びます。横山まゆみさんは、江南区亀田在住の作家。日本現代工芸会の会員、皆川浩作さんの木の葉・押し葉で描いた絵に触れ、その後指導を得た。騒然とした現実の中で目にした雑草たちの押し花の深さに感動。自然の織り成す面白さや宇宙が奏でるメロデイーを体現し表現したいと願っている。芸展、県工芸会で受賞している。
また、もう一人の作家は、新発田市在住の斎藤明子さん。10年前に猫を飼ったのをきっかけに身近な動物や珍しい動物、そして絶滅危惧にさらされている動物などをモチーフに作品つくりをするようになった。それぞれの動物たちの無駄のない形、色、生態などがとても魅力的で感動するという。新潟県展賞(21年)新潟市展賞(20年)芸展連盟賞(18年)新発田市展賞など。
お二人の楽しい作品にじかに触れてみてください。
●期日 11月28日(日)~12月5日(土)
開館時間 10時~17時(最終日 ~15時)会期中無休
●場所 小さな美術館季 ギャラリー・母屋
2021年12月の企画
関口智恵子 染めもの作品展
●期日 12月7日(火)~12月12日(日)
開館時間 10時~17時(最終日 ~15時)会期中無休
●場所 小さな美術館季 ギャラリー
展示作品は、タペストリー・暖簾・マフラー・ストール・スカーフなど多数。